CSR REPORT 2020
持続可能な社会づくりへの貢献
脱炭素・省CO2をキーワードに、
アチハは日々の事業活動を通じてSDGsを推進します
アチハにおけるSDGs展開に向けた取り組み

SDGs(持続可能な開発目標)とは、2015年に国連総会で採択された「2030年に向けて国際社会が持続可能な開発のために取り組むべき17の目標」です。
風車事業部における風力発電所の建設を通じた再生可能エネルギーの普及促進、自社保有の風力発電設備を用いたエネルギー自給率向上とCO2削減取り組み、鉄道事業部における鉄道車両のリユースなど、アチハの事業そのものがSDGs(持続可能な開発目標)の理念と重なっていることから、日々の事業活動を通じてSDGsを積極的に推進し、社会の持続的発展に貢献してまいります。



保有の風力発電所で、自社が排出する300倍以上のCO2削減に貢献
アチハは佐賀県唐津市に風力発電所を所有し2018年2月より稼働しています。
稼働から1年間で削減に貢献したCO2総量が、自社の総CO2排出量の300倍以上(※)を記録するなど、脱炭素社会へのシフトに貢献してまいりました。
なお、本事業は経営資源の集中という観点より、2020年10月をもち売却し、売電事業からは撤退しました。
現在は、自社のオフィスで使用する電力について、再生可能エネルギー由来のものを使用し、脱炭素社会の推進に貢献しています。












世界初、CO2フリーで走るSLを開発し、地方創生・環境教育の推進に貢献
圧縮空気方式への転換に用いたコンプレッサーを、植物由来のバイオ燃料(液体)により駆動できるよう調整を進め、SLの駆動に用いる圧縮空気を、純度100%のバイオ燃料により走行(※)できるまでに至りました。(※)安全性確保のためブレーキ装置にのみ、バックアップ用のコンプレッサー(軽油駆動)を備えています。
植物由来のバイオ燃料は、植物が吸収したCO2が大気中に戻る(環境中の炭素循環量に対して中立である)という考え方から、カーボンニュートラル(排出される二酸化炭素と吸収される二酸化炭素が同量)であるとされています。
走るSLを持続可能な形で後世に引き継ぐことを重点取り組みと位置付け、化石燃料である石炭を動力源としない、植物由来のバイオ燃料(液体)によりCO2フリーで走る環境配慮型の新しいSLを開発し、自社の強みである超重量物運搬技術と融合したSLリース事業を推進してまいります。


地方・海外での鉄道車両のリユースを推進
大手鉄道事業者で活躍した鉄道車両を、国内外問わず、販売・輸送・据え付けまで、一貫したリユースの取り組みを推進しています。これまでに1000両以上を扱い、限りある資源の有効活用に貢献しています。


SLを用いたお子様向け体験プログラムを開発
弊社所有のSLを用いたお子様向けの運転体験会のプログラム開発を、株式会社JTB、有田川町と連携し実施しています。今後はCO2フリーSLとして地方創生や環境教育のコンテンツとしての活躍をめざします。



大阪ベイエリアでの「南港の鯉のぼり」
30年以上の歴史をもつ大阪ベイエリアにおける5月の風物詩として地域の方々にお喜びいただいてる「南港の鯉のぼり」。団地住まいのお子様たちに向け、弊社敷地の大型クレーンから、取り付けた鯉のぼりを泳がせる試みを継続して実施しています。



労働災害ゼロをめざして
悲惨な労働災害を絶対に発生させないという強い思いのもと、作業現場の安全パロール、安全点検、安全講習会、ヒアリハットの共有など、各種安全対策を積極的に実施し、安全意識の醸成、基本動作の徹底に取り組み、労働災害の未然防止に努めています。

女性社員の活躍推進
管理職への女性社員の配置、在宅勤務の推進など、社員一人ひとりがライフスタイルに合わせた自由度のある働き方で、会社・社会に貢献できる風土づくりを進めています。


「働き方改革」の推進
毎週水曜はNO残業デー、第2・4土曜は休日と位置づけ、管理職も含め全員が事務所を撤収する取り組みを始めました。今後は更なる生産性向上の意識を醸成する取り組みを進めてまいります。

「株式会社JTB「旅いく」と連携した
お子様向け職業体験イベントを開催
2019年3月23日(土)「KIDS JOB キャラバン in 柏」に出展。夜間の作業が多く、お子様にご覧いただく機会の少ない鉄道車両関連事業の現場を、段ボール製のミニ電車を用いて再現。お子様自らオリジナルの誘導棒(キラキラ誘導棒)を手作りし、ジャッキとコロ(台車)を用いた本番さながらの鉄道車両関連事業にチャレンジいただきました。当日は大勢のお子様に御参加をいただきました。今後も、アチハはお子様の成長や全国各地の地域活性を応援する様々な取り組みを企画してまいります。



